市場規模を拡大するリスティング広告と気をつける事項

日本のインターネットを媒体とする広告は、2016年に1兆円に到達して、前年比113%という大きな伸びを示しています。本年度も引き続き2ケタ成長は確実で前年比112%前後が予想されています。

広告掲載先では、スマートフォン広告市場が最も伸びており全体のシェア6割に達しています。新聞広告市場を既に上まわっているのは確実です。時代の波は、テレビからPCそして最近はスマートフォンと広告掲載の流れは、めまぐるしく変わっています。

なかでもリスティング広告の伸びが著しく、市場規模を拡大しています。統計では、2016年1~12月のインターネット広告の総額1兆378億の36%をリスティング広告が占めています。ディスプレー広告が23%ですから、インターネットではリスティング広告が比率としてトップの市場規模を占めるに至っています。

当然、検索に関連したキーワードをもとに広告する手段が有効なのはいうまでもありません。但しリスティング広告をするにあたって問題が発生していることも頭のなかに入れておく必要があります。特に化粧品関係における、ビフォーアフターは使用禁止です。化粧品ならずとも仕様前、使用後を示して有用性を視覚的にアピールすることはNGです。

化粧品のホームページと執筆では、薬事法の制約を受けることを知っておかねばなりません。これだけリスティング広告の市場規模が大きくなると、ついやってはいけないアピールに頼ろうとすることもあります。但し、薬事法関連の広告では、注意事項が多いのでよく知っておきましょう。よくある医療関係者の推薦文などの記載もダメです。広告に白衣を着て出られるのは、商品の製造販売メーカーの社員のみだと考えた方が無難です。白衣を着た人が商品説明をするだけでその商品価値が高く見えるからです。メーカーの社員でも博士、医学博士などを併記することは薬事法に違反することになります。

通常の広告ではあたりまえのように使われる広告手法が、化粧品など薬事法の対象になる商品では許されていないことが数多くあります。ランディング広告の化粧品の広告の執筆を担当される方は、よく薬事法の内容を理解して広告文を作成するように気を付けてください。ますます、進化していくリスティング広告の世界ですが、法律によって公平を保つために規制されている事項には、絶対に抵触しないことが必要になりますので細心の注意を払って文面を見直すようにしてください。